カンブリア宮殿 「料理の悩み解決!家庭用品メーカーが贈る最新レンジ」

カンブリア宮殿【多機能よりも“本質”に特化!象印流ものづくりに迫る!】

令和5年9月14日放送  テレビ東京
村上龍 小池栄子

このエブリノというレンジは、従来の電子レンジとは異なる特徴を持っているようですね。
一般的な電子レンジでは、マイクロ波がボウルの底に集中するため、上の部分の食材が加熱されにくいという問題がありました。
しかし、エブリノではボウルを浮かせることで、マイクロ波を均等に分散させ、あたためムラを解消しているそうです。

この新しいレンジの開発は、ユーザーの要望を反映させた結果として行われたようです。
他社製品のアンケートを行い、ユーザーの最大の不満であるあたためムラを解消する必要性を突き止めました。
そして、ボウルごと食材を浮かせるという発想で、この問題を解決したのです。

製品の開発においては、市場競争に勝つためには、消費者のニーズを先取りすることが重要だとされています。
ただ単に消費者が求めるものを提供するだけではなく、消費者自身が気づいていないニーズを探り出し、埋めることが必要なのだそうです。
さらに、タイミングを逃すと大失敗になり、逆に先行しすぎても売れない可能性があると指摘されています。

エブリノの開発を通じて、家庭用品メーカーは料理の悩みを解決することに真骨頂を見出したのかもしれません。
今後も消費者の声を大切にしながら、便利で使いやすい製品を提供していってほしいと思います。